村木 ひろの【24色抒情音絵巻】

2011年11月11日発売

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ワクワク弾きたいきらきら宝石箱!!
村木 ひろの【24色抒情音絵巻】
ピアノ小曲集
2011年11月11日発売

Muraki CD 表紙.jpg
HERB-015 3,150円(税込)

村木ひろのの【24色抒情音絵巻】は、繊細で品格の漂うロマンに満ちたきらきら宝石箱。
とびきり素敵な小品が、作曲者自身の鮮やか演奏により、グッーと命が吹き込まれ見事に輝いている。
多くの子供から大人まで、アマチュアからプロまで、多くの音楽愛好家に聴いて頂きたい!!そして、ワクワク弾いて頂きたい!!

24色抒情音絵巻 [ピアノ独奏曲]
焼き鳥のカタログ [連弾曲]
松ぼっくりのトッカータ [連弾曲]
4つの電子ピアノとピアノの為の抒情的練習曲

Colorfullylic tapestory on 24scales [piano solo]
Yakitori catalogue [for 4 hands]
Pinecone toccata [for 4 hands]
4 Lylic etudes for voice & piano

録音:2011年5月25日 神奈川県立相模湖交流センターでのセッション録音

24色抒情音絵巻の楽譜は、カワイ出版より新刊発売中。

Producer & Director : Takao Murata
Recording ,Editing & Mastering Engineer : Keizo Inokuchi

HERB-015のJanコードは、4582290810140 です。

プロフィール

村木 ひろの Hirono MURAKI
1956年東京生まれ。東京芸術大学音楽学部付属高校、東京芸術大学を経て、同大学院作曲科卒業。
在学中に神奈川芸術祭作曲コンクール優勝、1999年奏楽堂日本歌曲コンクール入賞。作曲を、故池内友次郎、永富正之、野田暉行、ピアノを故井口秋子、横井和子、堀江孝子各氏に師事。4大学で、25年間講師を勤める。作曲同人の深新會、21世紀音楽の会を経て、現在作曲家協議会会員、全日本ピアノ指導者協会正会員。
【主要作品】
混声合唱曲「小さな娘の思ったこと」「創造の草笛」、歌曲「月に捧げる4つの歌曲」、「ふゆのさくら」、「トマトとメロン」、3 ETUDES for Piano Trio、Expansion 2003、Like prelude &fuga for piano solo、
ピアノ小品多数、他。

小林 功 Isao KOBAYASHI
1956年生まれ、名古屋出身。東京芸術大学附属高校、東京芸術大学を経て、同大学院ピアノ科卒業。
文化放送音楽賞受賞。ドイツ、フライブルク音楽大学にて国家演奏家試験合格。廣瀬恵子、久保みち、伊達純、アンドレ・マーシャン、エディット・ピヒト=アクセンフェルト諸氏に師事。
1985年デビューリサイタル、その後古典から現代に至るレパートリーで、ソロや室内楽、歌曲伴奏などの演奏活動を続けている。ハーブクラシックスより、バッハ平均律第1巻、第2巻(レコード芸術特選盤)、
「for Children...」(レコード芸術準特選盤)のCDがある。

曲目解説 村木 ひろの

24色抒情音絵巻 [ピアノ独奏曲]  Colorful lylic tapestory on 24 scales [piano solo]

10代の頃より私は、調性音楽における24種全ての調から、個々に放たれる様々な色彩感に、非常に興味を覚えていた。これは勿論、24調全ての調に名曲が揃っているバッハの平均律クラヴィーア曲集や、ショパンのプレリュード、スクリアビンのプレリュード、ラフマニノフのプレリュード等に、心を奪われていたことに、由るものである。
そしていつしか、私なりの24調全てにおいて書いたピアノ曲集を作りたいと思い始め、今漸く、書き揃えた。この24曲は、この曲集の為にだけ書いた曲だけではなく、大学在学中に書いた曲が2曲、25年間4つの大学で講師を勤めていた頃様々な試験の為に書いた曲に加筆したものが10曲、既に出版されている曲が3曲、新たにこの曲集の為に書いた曲が9曲とで、構成されている。従って、最も古い曲と最も新しい曲との間には、30年以上の歳月が流れていることになる。(最も古い曲は、ハ短調の曲である。)この24曲の演奏技術の難易度は様々で、曲の性格も明るい、暗い、活気に満ちて、憂いを帯びて、、、等々、多様である。従って、子供から大人まで、個々の演奏技術に合った、そして個々の心象風景に合った曲を、選んで弾いても良いし、勿論、24曲全てを一度に演奏しても良い。 

1.ハ長調ちょうちょ(長調)が、いっぱい!!2.ハ短調曇り空の午後に
3.嬰ハ長調ツェルニー55番4.嬰ハ短調踊る半音階
5.ニ長調朝焼けの街は6.ニ短調雨上がりの花園
7.変ホ長調石畳の街で8.変ホ短調夕闇の駅舎
9.ホ長調再会10.ホ短調ガラスの部屋
11.ヘ長調ああ、忙しい!忙しい!12.ヘ短調雨の日曜日
13.変ト長調陽気なワルツの風変わりな変奏曲14.嬰ヘ短調組み合わされたメロディー
15.ト長調ツウィンズの天使16.ト短調バッハを弾く為の練習曲
17.変イ長調陽気な夕暮れ18.変イ短調チャイコフスキーに憧れて
19.イ長調新緑の薫りの中で20.イ短調思い出のワルツ
21.変ロ長調サンタはあクリスマスに忙しい!22.変ロ短調長い道のり
23.ロ長調憧れ24.ロ短調明日に向かって!


焼き鳥のカタログ [連弾曲]  Yakitori catalogue [for 4 hands] 

2002年に子供用に「鳥」というテーマを決められた出版楽譜の為に書いた連弾曲である。その楽譜に書いた曲目解説は・・・
{フランスの作曲家のオリヴィエ・メシアン先生に「鳥のカタログ」という名曲があるが、今回は、充分に畏敬の念を込め、「焼き鳥のカタログ」を書いてみた。
1.おしながき  2.つくねのなみだ  3.七味でピリッ! 
の3曲から成り、3曲に共通の音群を使用している。
1.おしながき には、メシアン風の音型やリズムを使い、2.つくねのなみだ には、愛犬の死による悲しみを、表そうとした記憶がある。

松ぼっくりのトッカータ ハ長調 [連弾曲]  Pinecone taccata [for 4 hands]

童謡の[松ぼっくり]の唄を、トッカータ風に編曲した連弾曲である。2008年の作品。

4つの電子ピアノとピアノの為の抒情的練習曲  4 Lylic etudes for voice & piano

声とピアノの掛け合いやリズムの練習の為に書いた曲を、今回は電子ピアノとピアノで演奏している。1980年代に書いた曲で、フランス風の和声やリズムに憧れ、取り入れようとしていた頃である。